あみだはん

今日はリーダーの阿弥陀如来をご紹介。かんのんさんや、おじぞうさんと同じく阿弥陀如来も『あみださん』と親しみを込めて呼ばれる事が多い仏様です。葛井寺のある河内の地域では「あみだはん」と呼ばれ近所のおじさんを呼ぶくらい親しい仏さまです。

無限の寿命を持つことから「無量寿仏」と言われ極楽往生、現世利益の御利益があります。浄土宗や浄土真宗では本尊として祀られ「南無阿弥陀仏」を唱えれば極楽へ行けるという教えで阿弥陀信仰は鎌倉時代初期から急速に広まりました。

あみだくじやあみだ笠などの言葉ももちろん「あみださん」からです。

葛井寺の「あみだはん」はリーダーだけあり、ほかの菩薩よりもひとまわり、ふたまわり大きい仏像です。180センチを超えてさらに台座にも乗られる為かなり大きいです。

これは「あみだはん」の頭。パンチパーマではありません。螺髪(らほつ)と言います。螺髪の“螺”は巻貝のことで、髪の毛は一本一本が右巻きにカールしているそうです。厳しい修行の末ついに悟りをひらき、その時、頭のてっぺんが盛り上がり、伸びた髪の毛がくるくると巻いて螺髪になったそうです。 昔のインドの位の高い人に由来するとも言われています。
真言は「オン・アミリタテイ・セイカラウン」