千手観音御開扉
阿弥陀二十五菩薩拝観
【毎月18日】
国宝
十一面千手千眼観音菩薩
葛井寺の千手観音坐像は、文字通り゛千の手”と”千の目”を持つ千手観音様です。
頭上に十一面をいただき、錫杖や宝輪、数珠などをもつ「大手」に、孔雀のように拡がる1001本の「小手」、そして正面の合掌手を合わせ「1041本」の手を持ちます。 さらに、掌にはそれぞれ眼が描かれております。
日本では、千手観音は四十二手とされるのが一般的で、実際に千手をあらわすのは我国では唯一と言える遺例のひとつです。 端正な顔つきに、のびやかな肢体、そして千手という超人的な姿を自然な調和をもってあらわした像容は天平彫刻の粋を集めた観音像です。
すべての衆生を救う
圧倒的存在感を示して蓮華座に安座する。すべての人々を救う為に千の手にはそれぞれ眼が彫られ、すべての願いに応える為に宝戟(ホウゲキ)、宝輪(ホウリン)、宝珠(ホウジュ),払子(ホッス)、白蓮華、紅蓮華、財宝の宮殿、時間を支配する日輪月輪、五色雲など仏の世界、天界のあらゆる宝物を手にもつ。その救済の力はまさに仏像界のヒーローである。 ゆたかさと繊細、つよさと優雅、男性的力と女性的力、本来なら対立し矛盾するはずの造形的な特質が奇跡という一点で美と信を顕現させている。 人々が本像に誘われるのは千の掌にみひらく《眸(ひとみ)》のためである。1041の眸は浅はかな人間の欲望の本質を透視し、愚かな願いを真の幸せに通ずる祈りに高めようとじっと凝視している。 大手40本、小手1001本の威容が人々に与える安心は計り知れない。
聖武天皇勅願
厳しくも美しい尊顔をもつ本様は、725年(神亀2年)、聖武天皇の勅願によって、稽文會(け もんえ)・稽主勲(け しゅくん)の親子2代にわたり制作され、行基菩薩により開眼せられたと伝えられれます。 堂々とした体躯は奈良時代に流行した脱活乾漆造という技法で造られます。粘土で造った像の原形に麻布を張り漆で固め、漆と木屑を混ぜたもので細かく造形し、粘土を抜き取る。木造や金銅仏に比べて保存が極めて難しく、現存する脱活乾漆仏は大変貴重である
阿弥陀二十五菩薩
阿弥陀堂には中心を囲うように27体の仏様が煌びやかに安置されます。楽器を奏で、舞を踊り『オーケストラ菩薩』とも呼ばれ西方極楽浄土から舞い降りる様子を表します。
菩薩は全て140センチほど、本尊の阿弥陀如来は2メートル以上の大きさ。この大きさの二十五菩薩立体曼荼羅は極めて珍しく、内部の光にも拘っています。
拝観日
毎月18日(9:00〜16:30)
拝観
本堂:国宝十一面千手千眼観世音菩薩坐像
(裏堂にて展示物、映像での説明あり)
阿弥陀堂:阿弥陀三尊と二十五菩薩像
拝観料
2000円(記念品がつきます)
予約
不要